カエルの子はカエル「じゃない」と思っている

我が子が制作した作品を見るのは好きだし、作品を見ながらその思いを子どもから聞くのが好きだと以前ブログに書きました。

それとは逆に少し苦手なことがあります。それは我が子に限らず、子どもの作品を見た人の「さすが○○さんのお子さんは上手いですね」というような言い方です。たまたま我が子にそのような言葉をかけられた時は、少し首をかしげたくなる感覚になります。

我が子の場合で美術的にやや恵まれている点がもしあるとしたら、それはもちろんセンスの遺伝とは思わなく、どんな無茶な表現をしても大抵「お、いいね~!」というような好意的な興味関心の反応が親から返る点かな~?とは思います。

親から子に何が遺伝しやすいかという研究はたくさんあると思いますが、芸術的センスは遺伝する割合が50%という双子研究もあるそうです。

でも私は、例えば音楽家で言えば、家系に音楽家が居ない家に生まれた音楽家の方についつい興味を持ってしまいます。

父と母のDNAが混ざることで、新しいものが生まれる。天変地異が起きて環境が激変しても、バリエーションが多ければ誰かが生き残れる可能性が高くなるという遺伝子の戦略?の方が、生物的にたくましく感じるからです。

ちなみに写真は、息子が学校の図工で作った作品です。今は家に鎮座してくれていてなかなかの存在感。作品タイトルは『へんなの』だそう。へんなの君はどんな風に生きるのかな~。

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